看護師に関する豆知識
          

どうして看護婦から呼び名が変わったの?

昭和23年「保健婦助産婦看護婦法」で、「看護婦」
昭和43年の改正で男子である看護人については、
「看護士」または「准看護士」と規定されていました。


だから、まだ世の中には、
「かんごし」と聞くと「看護士」の方が浮かび、
男性のイメージをもっている人も多いはずです。


それが、2002年3月から、法律の名前が「保健師助産師看護師法」に改正され、
それと同時に男も女も「看護師」または「准看護師」と呼ぶように改正されました。


このような名称の変更は、ポリティカル・コレクトネスというものです。
言葉や用語に差別・偏見含まないようにするもので、
1980年台にアメリカで始まりました。


警察官はpolicemanからpolice officer、
消防官はfiremanからfire fighter、
実業家はbusinessmanからbusinessperson
などに変わり、定着しつつあります。


ビジネスマンなんて日本語になっちゃってますが、
ビジネスパーソンと呼び名が変わる日もくるかもしれませんね。


日本でも、看護師さん以外で
呼び名が変わり、定着しているものもいくつかあります。


近いところでは、助産婦さんが助産師さんに変わりました。
なじみのあるところでは、保母さんが保育士さん。
スチュワーデス、スチュワードが客室乗務員、フライトアテンダント。
スチュワーデスという呼び名なんかは、
芸能人が、TVで意識して使わなくなっているような気がします。


男女関連以外のものあります。
パソコン関係でいえば、
ブラインドタッチがタッチタイピング変わっています。
意識していませんでしたが、
いわれてみると目の不自由な人に対しての配慮がかけていますね。


差別や偏見で一番肝心なのは、人の心ですが、
こうやってまず言葉から変えていくのは、
いい手段だと思います。


ここでもう一つ看護師さん豆知識を。


男性看護師の割合はどれくらい?


看護師さんというとどうしても女性のイメージが強いもの。
看護婦と看護士の呼び名が統一されて
看護師さんになりましたが、
看護士さんの時代からあまり数は多くありません。


全体の割合でゆうと、5パーセント。
100人いると5人。
20人で1人です。どうにも肩身のせまい存在です。


ただ、これは日本の平均で、
地域別にみると九州が高めで、
10パーセントに近づいています。
九州の看護学校での男性の割合が、
20パーセントから、30パーセントという話もあり、
10パーセントを超える日も近いでしょう。


沖縄は、すでに10%を超えています。
南にいくほど、男性看護師の割合が増える。
ちょっと面白い現象ですね。


海外のほうがその割合は高めです。


ヨーロッパだとだいたい10パーセントを超えています。
イタリアは、なんと約30パーセント!
3人に1人は、男性ということになります。


日本でもこの辺ぐらいまでいくと
もっと看護師を目指す男性も増えるでしょう。
100人に5人では、女子校の中に飛び込むようで、
看護師になりたくても二の足を踏んでしまします。


長い目で見ると、日本全体で徐々に比率が上がってきています。
看護師も科や仕事の中身によっては、
男性の方がむいている場合もあります。
ニーズはあるはずです。


男性の看護師を増やす。
案外これが、
看護師不足解消する秘策、
医療現場の未来なのかもしれません。