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不妊症看護認定看護師の仕事内容・役割

現在、不妊症に悩むカップルが増えていると言われています。
不妊症とは、避妊をせずに自然な性生活を送っていても2年以上妊娠しない状態で、
医学的な治療や指導を必要としている方のことです。


女性のからだでは、胎児の時期にすでに卵子が作られていて、その時に一生分の排卵する卵子が用意されます。
これが毎月脳からのホルモンによって成熟し排卵されていくという仕組みです。
つまり、歳を重ねれば重ねるほど卵子が古くなるということで、卵巣の働きも衰えてくるため、
歳をとるほど妊娠しづらくなっていくのです。
他にも、性感染症や子宮内膜症、子宮筋腫といった疾患が原因で不妊症になることも考えられます。
そしてこのような原因に気づかずに過ごして、
30代後半になってから、いざ子どもを作ろうとしたら「実は不妊症だった」と気づく人が増えているのです。


また、不妊症には男性側に原因がある場合も多くあります。
そもそも妊娠というのは、排卵・射精・受精・着床のすべてが異常なく行われなければ成立しません。
女性側に問題がなくても、男性の精子の数や運動率などになんらかの問題がある場合は、
その原因に合わせた適切な治療方法を行わなくてはならないのです。


そして、このような不妊看護のエキスパートとして
平成12年、不妊症看護認定看護師が認定看護師分野に特定されました。


不妊治療との戦いは長期間におよび、
多額の費用もかかることから、患者は身体的にも精神的にも大きな苦痛を強いられます。
その上、確実に妊娠するという保証がない中で行われるわけですから、
看護師は一人ひとりの患者に対して継続してアセスメントを行ない、個別に応じたケアを実践する必要があります。
そして、不安や苦痛を抱える患者の相談に乗り、治療を患者自身が自己決定できるよう支援します。
また、進歩する生殖医療に関しての勉強を怠らず、常に最新の知識を持って治療に役立てるようにします。
さらには、同じ分野で働く看護者に対して役割モデルを示したり、他職種とも連携を取りながら、
不妊症看護の質を高められるようリーダーシップを発揮することも期待されている能力の1つです。


不妊症看護認定看護師の受験資格は
通算3年以上の不妊症患者の多い病棟や外来などでの看護実績を持っていて、
不妊症患者の看護を5例以上担当した実績があることが条件です。
また、現在、不妊症患者の多い病棟や外来で勤務していることが望ましいとされています。


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