認定看護師資格一覧
          

透析看護認定看護師の仕事内容・役割

体の中の老廃物を尿として排泄し血液をきれいに保ってくれるだけでなく
体内の塩分やカルシウム量のバランスを取り、
血圧の調整、ホルモンの分泌、ビタミンDの活性化など生命活動に欠かせない大切な臓器「腎臓」。
腎臓の機能が様々な理由で低下する慢性腎臓病は大変恐ろしい病気です。
今、この腎臓病予備軍は2000万人にものぼると言われています。


腎臓は悪くなるまで自覚症状が出ないため、気づかないうちに悪化していることがほとんどです。
そして、一旦悪くなった腎臓は二度と元には戻らないのです。
投薬や食事療法、腎不全の原因となっている病気の治療などを行なったりして
できるだけ進行を遅らせるのが治療の第一の目的です。


ですが、腎臓の機能が著しく低下し、
ほとんど働かなくなってしまったら透析療法をうける他に術はありません。
透析療法は、腎臓に代わって人工的に体内の血液を浄化する方法です。
透析をうけることによって普通に生活することができるようになりますが、それで腎臓の機能が回復するわけではありません。
透析が必要なほどにまで腎不全が進行してしまった場合は一生涯透析をうけなければならないのです。


透析に携わる看護師は、患者の生命を維持させるという意味で、大変重要な役割を担っています。
ミスは患者の死に繋がるため、透析看護には高度で正確な技術と知識が必要となります。
また、透析は1回4?5時間かかり、それを週に3回ほどのペースで一生涯続けるわけですから
患者とうまくコミュニケーションを取って、信頼される看護師にならなくてはいけないのです。


このような神経を使う職場だからこそ、透析看護に優れた認定看護師はとても大きな存在だと言えます。


透析看護認定看護師に求められる能力は
患者に対して総合的な臨床判断に基づいた個別的なケアや、
患者の生活を改善するための教育、計画、実践、そしてコーディネートができることです。
また、辛く長い透析療法を続けるうえで、
質の高い専門的なスキルを持って、患者が安心できる治療環境を提供することも必要です。
そして、他職種とも連携して効果的な支援ができるように透析看護を発展させること、
さらには、透析看護に携わる看護師に対して役割モデルを示し、指導や相談に応じることも期待されます。


透析看護認定看護師の受験資格は
通算3年以上の透析看護分野での看護実績を持っていて、
透析導入期・維持期の患者の看護(体外循環中の看護の実績があることを必須とする)を5例以上担当した実績があることが条件とされています。
また、現在、透析看護に携わっていることが望ましいとされています。


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