認定看護師資格一覧
          

認知症看護認定看護師の仕事内容・役割

認知症は、かつては「痴呆症」とも呼ばれており、
後天的な脳の器質的障害によって、発達した知能が低下してしまった状態のことです。
現在では痴呆症という呼び方は廃止され、認知症で統一されています。


高齢化社会が深刻化している現代では、認知症患者の数も増え続けています。
認知症は症状を遅らせることはできても、完全に治すことはできないことから
認知症看護の重要性が伺えます。


認知症の主な症状としては、
記憶障害や認知機能障害といった中核症状と
幻覚、妄想、徘徊、抑うつ、暴力、睡眠障害などの周辺症状が挙げられます。


中核症状は神経細胞が脱落することによって起こり、認知症患者の全員に見られる症状で、
病気の進行とともに悪化していきます。
周辺症状は神経細胞の脱落によって、残存細胞に異常反応が発生したために起こります。
すべての患者に現れる症状ではなく、周辺症状なく終末期を迎える患者もいます。


認知症看護認定看護師は、認知症に関する知識や看護スキル、認知症患者とその家族への対応などが
特に優れていると認められた看護師です。
認知症患者の目線に立って患者の意思や権利を患者に代わって表現したり、
発症から終末期までの様々な状態に応じた適切なケアを実践できなければなりません。
また、認知症の行動心理症状の悪化防止や症状緩和を、その要因に働きかけながら行なうことが求められます。
そして、認知症による合併症や持病の治療や健康管理にも長けていて、
常に認知症看護に対する深い知識を持ち、学習を怠ることなく、ケアニーズの変化に対応していく必要があります。
他にも、認知症患者にとって暮らしやすい環境づくりを考え、整えていくことも大変重要です。


認知症看護認定看護師の受験資格は
通算3年以上認知症患者の多い医療機関や福祉施設(在宅ケア領域を含む)などでの看護実績を持っていて、
認知症患者の看護を5例以上担当した実績があることが条件です。
また、現在認知症患者の多い医療機関や福祉施設(在宅ケア領域を含む)などで勤務していることが望ましいとされています。


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