産科・婦人科・泌尿器科・性病科・肛門科の看護師求人情報・看護師の役割・仕事内容
不妊症、生理不順、更年期障害や性感染症を含めた女性特有の病気を扱う婦人科と併せて、
産婦人科としている病院も多いです。
産科で扱う主な疾患には、切迫早産、前置胎盤、羊水異常、多胎妊娠、
常位胎盤早期剥離、妊娠高血圧症候群、HELLP症候群、胎児機能不全、
出血性ショック、敗血症性ショック、肺水腫などがあります。
また、産科では手術もたくさん行われており、
例えば帝王切開や流産手術、子宮頚官縫縮術などがあります。
主に対象となるのは妊婦さんですが、時には胎児の状態や経過も観察しながら
医師・助産師のサポートをしていくこととなります。
★産科の看護師の仕事内容、役割
業務内容的には、結構体力勝負な面が多いようです。
基本的には分娩などは助産師の仕事になるので、看護師では行うことができません。
ですので、例えば点滴やバイタルチェック、分娩の外回り・介助、
分娩後の片付けや妊婦さんの陣痛時などのケアや、授乳介助、新生児のケア、
沐浴や調乳指導、帝王切開があれば包交などが仕事内容となります。
さらに最近では高齢出産も多くなり、メンタル面でのサポートも必要になってきます。
命が生まれる現場でのお仕事になるので、非常に専門性の高いお仕事内容となり、
新生児のVSの測定やNSTの装着、心音の聴取や点滴・クベース管理などが習得できます。
また、将来的には産科で学んだ後助産師の資格を取得して、
より多くの介助に携わるという道もあります。
助産師の資格は国家資格で、試験の合格率は90%以上ですので、
よく試験勉強をしておけば手の届く資格であると言えます。
さらに出産の経験のある看護師であれば、
妊婦さんへのアドバイスや親身になって適切な対応をしてあげることもでき、
看護師としての経験だけではなく、出産という女性としての経験も活かせる場所なのではないでしょうか。
婦人科とは、産科の対象となるのが妊婦さんな部分に対して、
子宮や卵巣、卵管などの女性特有の疾患を対象とする診療科です。
婦人科で扱う疾患には、月経異常、不正出血、更年期障害、
子宮内膜症、子宮筋腫、悪性腫瘍、良性腫瘍、性感染症などの各種感染症があります。
また、不妊症治療を積極的に行っている病院もあります。
検査の種類としては問診、内診、エコー検査、血液検査、性感染症の検査、
子宮頚部細胞診、骨盤部超音波検査などがあります。
★「婦人科」の看護師の仕事内容、役割
治療方法には、手術療法、化学療法、放射線療法、レーザー治療などで、
手術療法には子宮筋腫核出術、子宮内膜症病巣除去術、子宮全摘出などがあります。
看護師の仕事内容としては、診察介助はもちろんのこと、
オペなどもあるのでその準備や術後の看護も行うこととなります。
若い女性などは婦人科と聞くとやはり"恥ずかしい"や"行きづらい"というイメージが根強く、
症状が出づらい疾患も多くいです。
ですが疾患の発見が遅れたりすることで、胸や子宮をなくしてしまう女性も少なくありません。
看護師がいかに婦人科を行きづらくないものにし、
身近なものにしていけるかが大切であると思います。
また婦人科で経験を積んだあと、日本看護師協会が実施している
不妊症の認定看護師となる道もあります。
そうすることでより看護師としての自信にも繋がり、活躍の場も広がりますね。
泌尿器科とは、主に尿に関する分野で具体的には腎臓、膀胱、尿管、
尿道、生殖器系などが対象となり、腫瘍や結石なども含まれます。
生殖器系なども範囲として含まれますので、
患者さんの多くはやはり男性が多いのが特徴で、患者の年齢層も高めです。
女性も泌尿器科に含まれそうな印象も受けますが、
女性の生殖器関連では必要な知識・専門性の高い婦人科への受診となります。
扱う疾患の種類としては、感染症や尿路結石、悪性腫瘍、膀胱・腎機能障害、男性不妊などです。
女性看護師が働けないというわけではないですが
男性看護師のニーズが高い分野とも言えます。
患者さんの中にも、泌尿器科にはなかなか診察に行きづらいという声も多いようで、
他診療科目とは異なり、診察自体がはずかしいことと捉えられがちです。
そういった患者さんの内部的な心境を汲み取り、
受診しやすいクリニックにするか、行きづらいクリニックとしてしまうかは
看護師の対応次第かも知れません。
しかし、泌尿器科では早期発見・早期治療が大切となるので、
いかに患者さんが次回からも受診しやすい環境づくりがしていけるかが求められます。
性病科とは、性感染症の診断・治療を専門とする診療科目です。
しかし、この性感染症は性病科のみの治療ではなく、
泌尿器科や皮膚科、内科、婦人科、耳鼻咽喉科などでも治療対象としている部分が多いです。
よくある疾患には、HIV感染症・エイズ、クラミジア感染症、毛ジラミ症、
性器ヘルペス、軟性下疳、梅毒、淋菌感染症、A・B・C型肝炎、カンジタ症、
トリコモナス症、尖圭コンジローマ、性器伝染症難属種、細菌性膣炎、亀頭包皮炎、
前立腺炎、咽頭淋菌感染症などがあります。
患者さんの年齢層的には、比較的若い方が多いようで、
性病科と聞くとやはりはずかしさや偏見も多いようで、
受診した患者さんが少しでも緊張感や不安感が和らぐような応対が求められます。
★性病科の看護師の仕事内容、役割
看護師の仕事内容としては、診察介助、各検査の補助などです。
肛門科とは、肛門、そして大腸を含めた下部消化管に対して
診断・治療をする科目です。
基本的には、生活習慣や排便習慣の改善、薬物治療となりますが、
それでも改善が難しい場合には手術療法となります。
肛門科での診察の流れとしては、まずは問診、次に視診、指診、肛門鏡での診察、
必要があれば大腸内視鏡検査となります。
よくある疾患には、痔核、裂肛、脱肛、肛門周囲膿腫、痔瘻、肛門周囲湿疹、
大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室症、大腸憩室炎、憩室出血、虚血性腸炎、
潰腫性大腸炎、クローン病、粘膜脱症候群などがあります。
★肛門科の看護師の仕事内容、役割
看護師の仕事内容としては、問診、検査、検温、雑務、手術介助など
一般的な看護業務となります。
肛門科では、特に命に直接関わってくるような疾患はありませんが、
まだまだ女性でも男性でも、ちょっと行きづらい・・・と躊躇してしまう方が多いのも事実です。
診察ひとつにしても、どんな方法で診察されるのか、
どんな治療をしていくことになるのかと、戸惑い、不安に感じている患者さんがほとんどです。
ですので看護師には、患者の方が信頼して気軽に受診し、
ストレスなく治療できるような雰囲気づくりが求められます。
肛門科の求人では急患や残業もほとんどないので、
子育て中のママさんナースでも働きやすいのではないでしょうか。
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