実録!看護師日記  看護師経験5年Mさんの転職活動日記&お仕事日記
          

学生の頃の看護実習《精神科実習》

3年生の後期に5クールある実習のうちで
一番恐れられている実習が精神科・・・


恐れられる理由は?って


教官の厳しさ、記録の書き方に関しての大変さが
他の実習に比べて断トツってことで・・・


実習の最終日に行うカンファレンスで
実習を通して感じた自分に対しての自己洞察をして
それをグループ全員の前で話すのです。


そもそも自己洞察って??


簡単に言うと、自分の内面に深く入って、入って、
認めたくない自分だったり、こんな自分だったと新しい発見をしたり
自分と向き合うということ


でいいかな・・・。


この精神科を担当している教官、看護師の資格もある先生だけど
心理学のスペシャリストでもあって
アメリカに留学していた経験があったり
見た目にもちょっと変わってる先生。


実習では鬼なんだけど、この実習を乗り越えて
きちんと自分と向き合うことができると
認めてもらえる?からなのか、
とってもフレンドリーになれるという話も先輩から聞いたけど・・・。


かなり構えてみんな実習に臨むので
始まる前から緊張しまくりの実習。


そして、私たちのグループはこの精神科が
1番最初の実習先だったのです。。。


実習先は大学病院の精神科。


グループ全員が同じなので人数も多いし心強さはある。


受け持ちの患者さんは先生が割り振るのではなく
実習初日に患者さんの背景を簡単に紹介してもらって
グループのメンバーで相談して自分たちで決める。


これがまた大変で、精神科の患者さんって経過が長いことが多いし
年代も様々。


なぜこの患者さんを受け持ちたいのか
それをみんなの前で伝えて、受け持ちしたい患者さんがかぶったら
どちらが受け持ちするにふさわしいのかを
みんなが選んで決める。


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受け持ち決めからすでに他に実習にはない大変さ・・・・


受け持ちが決まったら、やっと情報収集開始。
精神科の病棟は他の病棟とはちょっと環境が違っていて
解放病棟と閉鎖病棟があって
閉鎖病棟の患者さんは自由に外には出られず
扉には鍵がつけられていて・・・


さらに閉鎖病棟の中には重症の時期に入る
隔離部屋もあったりして特殊さを目の当たりにした。


看護師は扉の鍵は常に持ち歩いており、鍵の管理は徹底されているし
閉鎖病棟の中にははさみや爪切りなどのちょっとした刃物はもちろん
お箸や鉛筆など棒状のものなども
自殺の原因になりうるので患者さんは自己管理をさせてもらうことは
できないらしく・・・。


入院するときに持ち物チェックがかなり厳しい。


というか、このときにしっかり確認できないまま入院して
実際に事故が起こることがあるらしい。


こういう話を聞いてしまうと
精神科って怖い・・・


そんなイメージが強くなってしまうけど
実際に患者さんが自殺するだけでなく
看護師に危険が及ぶこともあるので危険手当が
お給料につくらしい・・・


イメージが先行するのはよくないけど
とりあえず精神科ってこんなところっていう紹介からでした。


ひとまず受け持ちが決まったら
どんどん情報収集して、看護計画立案
この段階で1回目の記録チェック。


まあ、この段階の記録チェックはどこの科でもあるけど
精神科に関しては、記録の書き方の指導がとにかく細かいので
表現の仕方一つで書き直しのチェックが何か所も赤字で入ることもあり・・・


この第1段階をクリアしないと
看護展開へと進めないので、実習から帰ってきた後に
学内で延々と記録書きをしないといけない・・・


記録をみてくれる教官の下の先生も大変そう。


何とか計画が通ったら、いくつか立てた看護計画の中から
一つに絞って看護展開を開始。


ここからはとにかく患者さんと関わることを重視し、
記録の中でもまた大変なプロセスレコードを起こす場面を
自分で探していかないといけない。


プロセスレコードっていうのは?


患者さんと自分の会話をそのまま書き出し
自分の会話について分析する。
どういう意図で自分がその言葉を発したのか
また患者さんに言われた言葉に対して自分がどう感じたり
どう考えたりしたのかを一つずつ噛み砕いて
会話についての振り返りをするのです。


普段何も考えずに発して会話してるつもりでも
何も考えてないわけじゃないってことが
プロレコを書いてみるとよく分かるというか・・・


特に医療の現場で患者さんとのやりとりをするのに
病気に関してのことだったり、家族との会話だったり
気を使って話すことって結構多いはずなので
医療職として自分の話すことに責任をもつっていうことを
教えられたのかもしれないなあ。


で、肝心のプロレコ書きも大変だけど、何とか場面が決まり・・・


恒例のカンファレンスでグループの中の一人のプロレコについて
みんなで一緒に考える会が実習の2週目ぐらいにありました。


こわーい、こわーい教官ももちろん出席で・・・
場の雰囲気も重い・・・・


実習でお世話になっている病棟の師長さんと実習担当の主任さんも
カンファレンスには参加して下さって、
何とかカンファレンスも終了。
今回は自分の記録についての議論ではなかったので
それだけでも少し気持ちは楽でした。。。


さて、ここで少し今回受け持たせてもらった患者さんについてのお話。
色んな方がいる中で10代の女の子でうつ病の診断のある患者さんを
受け持つことにしました。


随分経過が長くて、入退院を繰り返しているようで・・・


会話をするのにも、どういう言葉かけをしたらいいのか、
どんな話題についてだったら色々話が引き出せるのか
すごく悩みました。


心の病・・・対応が本当に難しい。


実習期間中閉鎖病棟の中に入院していて、
3週目の休み明けに病棟に行ったときには
隔離部屋に入っていて・・・・


すごくびっくりしたのと同時にショックも大きくて・・・。


薬物治療もしていたけど、電気ショックの治療もおこなっていて
オペ室でこのショックの治療をするために
見学にも行かせてもらったけど・・・。


実習最後まで隔離部屋にいて、
関わることがすごく難しかった患者さん。


色々悩んで、考えて、自分でも納得のいく看護ができないまま
終わったような気がした3週間でした。


そしていよいよ実習最終日の反省会。


学内に戻ってのカンファレンスで、恐れられてきた自己洞察開始。


先生に当てられるでもなく、これまた自分たちで進行するのです。
やっぱり重い雰囲気。
先頭をきって発表をしてくれたメンバーがいてくれて始まりました。
自分の言ったことに対して先生からのコメント、
そしてグループメンバーからもその実習中に発表したメンバーが
どういう様子だったのかを振り返って感想を求められたり。


何をどう表現していいのか難しいけど・・・・


とりあえず自分の番が早く終わってほしいという気持ちで
3人ぐらいが終わったところで自分も発表することにした。


色々悩みながらもできる範囲で自分としては頑張った3週間。
でも、納得いかないで終わった部分も多くて、
自分がすっきりしていない思いの部分を
みんなの前で出しきれなかった・・・・


それを見事に教官に見抜かれていて・・・
自分のした自己洞察について色々指摘され
涙することに・・・。


ずっと実習の様子をそばでみていたわけじゃないのに
何で教官は分かるんだろう・・・


そのときは不思議で仕方なかった・・・。


全員自己洞察が終わるのに2時間以上・・・。
長かった、しんどかった、そしていっぱいみんな泣いた・・・。


精神科の実習でこんなに辛いのか??
精神科に配属されたら、どんなに大変なんだろう・・・


色々考えさせられたけど、看護としてできることの奥の深さに
精神科看護への興味ももてたような気がした。


反省会が終わって、あとは記録の提出。


最後の一仕事だけど、その日中に先生にみてもらって
OKが出なければ何度も書き直し・・・
自分の記録は早くに仕上がってみてもらえていたので
チェックの入った部分を少し直して再度提出しOKがでた。


何とか乗り切った精神科実習。。。


寝不足の上に、反省会で泣いて、身も心ももう限界・・・
グループみんなそんな状態だったけど
全員が記録提出できるまでみんなで待って
最後のメンバーが終わったのが19時過ぎ。


他の科の実習だったら、記録の提出が終わって
打ち上げを開始している時間だけど・・・


疲れ果てたけど、グループみんなで支えあって頑張った3週間。
疲れてたけど飲みに行って、次の実習へ備えて気持ちの切り替えを
しました。


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