深刻な看護師不足 崩壊寸前!医療職員の需要バランス
テレビや新聞で最近よく聞く、医療崩壊という言葉。
そこでは医師不足ばかりが強調されていますが、現実には看護師不足の方が問題だったりします。
現在医療業界や一部の福祉業界では、深刻な看護師不足に悩まされています。
しかし看護師免許保持者が少ないのかといえば、そうでもなく
およそ55万人の潜在看護職員、
看護師免許を持っているけど看護職に就いていない方ががいると発表されています。(厚生労働省の推計 平成16年度発表)
厚生労働省は、いかに潜在看護師を現場に復帰させるかと頭を抱え大きな課題となっているようです。
診療報酬改定も看護師不足の原因
また2006年に導入された診療報酬の改定も、看護師不足の
大きな原因となっています。
厚生労働省は〔7:1看護〕を導入すると医療報酬を加算すると通達しました。
従来〔10:1〕つまり患者10人に対し看護師1人でしたが、
現在採用されているのは〔7:1〕患者7人に対し看護師1人です。
現場では手厚い看護ができると喜びの声が上がる一方、
病院経営側では、看護師を増やせば増やすほど国からお金が入ってくるのですから
少しでも多くの人材を確保しようと福利厚生を手厚くしたりと、思考錯誤しながら人材確保に奮闘している状況です。
医療業界でも、看護師確保に躍起になっているのに看護師が必要とされる業界は
病院だけではありません。
デイサービスや福祉施設、保育園や保健所、民間企業の社員の健康管理の為の医療ルームなど。
看護師のニーズは益々高まってきています。
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